守る
三遊間と塁間 7つの言葉
保存して、試合中に見返してください。
中継で「三遊間を抜けた」と聞くことがあります。この「遊」は、だれのことでしょう。
遊撃手、つまりショートです。小学館のデジタル大辞泉は、遊撃手を「野球で、二塁と三塁の中間に位置して守備する内野手。ショートストップ。ショート。」と説明しています。
三遊間は、同じ辞書で「野球で、三塁手と遊撃手との間。」。二遊間は「野球で、二塁手と遊撃手との間。」です。精選版 日本国語大辞典は、三遊間を「野球で、三塁手と遊撃手の守備範囲の中間をさしていう。」と書いています。
外野にも同じ形の言葉があります。デジタル大辞泉では、左中間は「野球で、左翼手と中堅手の間。レフト‐センター間。」、右中間は「野球で、右翼手と中堅手の守備範囲の中間。ライト‐センター間。」です。
同じ「間」でも、塁間は違います。デジタル大辞泉は「野球で、塁と塁との間。」。間にあるのは選手ではなく、塁です。
野球の団体の資料にも、この言い方は出てきます。全日本野球協会のキャンプゲーム・マニュアル第4版には「打球は内野手に触れることなく3・遊間を抜けるゴロとなったが」、審判員講習会マニュアル第8版には「3塁手・遊撃手間のゴロのとき」とあります。日本野球機構のスコアブックの記入方法の例文は「三遊間をゴロで抜ける安打」「左中間をライナーで破る二塁打」です。
ここに書いた意味は国語辞典の説明で、野球の規則の文ではありません。一二塁間は、この辞書に項目がありませんでした。
次に「三遊間を抜けた」と聞いたら、その打球がどの二人の間を通ったのかを見てみてください。