記録
出塁率は打率と何が違う?
保存して、試合中に見返してください。
チームの成績表に、打率と並んで「出塁率」という欄がある。四球で一塁に歩いた分は打率に入らない、と聞いたことはあっても、ではどこに数えているのかまでは、なかなか聞く機会がありません。
出塁率です。四球と死球は、打率には入らず、出塁率には入ります。
日本野球機構の『公認野球規則 9.00 記録に関する規則』の9.21は、各率の計算を並べています。(b)は、打率を出すには、打数で安打数を割る。(f)は、出塁率を出すには、打数、四球、死球、犠飛の合計数で、安打、四球、死球の合計数を割る。
打率の分母の打数に、四球と死球は入りません。9.02(a)(1)が、打数には算入しないものとして、犠牲バントおよび犠牲フライ、四球、死球、妨害(インターフェア)または走塁妨害(オブストラクション)によって一塁を得た場合、を挙げています。出塁率では、その四球と死球が分子にも分母にも入ります。
たとえば11打席で、安打2、凡退6、四球2、送りバント1だったとします。打数は安打と凡退を足した8なので、打率は2を8で割って.250。出塁率は、分子が安打2と四球2で4、分母が打数8と四球2で10。4を10で割って.400です。
送りバントと犠牲フライは、どちらも打数に入りません。ところが出塁率の分母に挙がっているのは、犠飛だけです。送りバントは、分子にも分母にも出てきません。同じ「犠牲」でも、ここで分かれます。
分子に挙がっているのは、安打・四球・死球の3つです。エラーや野手選択、振り逃げで一塁に出ても、ここには入りません。妨害や走塁妨害による出塁は、(f)の【原注】に、出塁率の算定にあたって除く、とあります。
長打率は別の数字で、(c)に、打数で塁打数を割る、とあります。塁打の数え方と防御率は、ここでは取り上げていません。率の出し方には【注】があり、率の算出にあたって割り切れない場合は、小数点以下4位まで求めて四捨五入する、とあります。
ここは公認野球規則の、記録のうえの決め方です。所属している連盟やチームで成績をどう出しているかは、そちらの決まりを見てください。
次に出塁率を計算するときは、送りバントを分母から外したかを見てみてください。