野球ママの豆知識

基本

押し出しで勝ち 終わるのはいつ?

保存して、試合中に見返してください。

押し出しで勝ち 終わるのはいつ?の図解

最終回の裏、満塁でフォアボール。三塁の子が本塁へ帰ってきて、ベンチの子たちが一斉に飛び出していきます。押し出しでサヨナラ、もう勝った、と思う場面です。けれど審判は、まだ試合の終わりを告げていません。

野球規則5.08(b)は、この場面を細かく決めています。最終回の裏か延長回の裏、満塁で、四球や死球などで打った子に一塁が与えられ、三塁の子が帰れば勝ちが決まるとき。球審は、三塁の子が本塁に触れ、打った子が一塁に触れるまで、試合の終了を宣告しません。1点が入ったように見えても、打った子の足が一塁に届くまでは途中です。

では、どちらかが塁を踏み損ねたら。ここが2026年度の規則改正で変わりました。高野連の要点解説は、この場面で次の塁に進んで触れる決まりがあるのは三塁の子と打った子の2人だとしたうえで、「守備側のアピールがあって、これを認めたときに『アウト』を宣告することになります」と書いています。守る側が何も言わなければ、踏み損ねでアウトにはなりません。

変わっていないこともあります。同じ要点解説に、「それぞれの走者が次塁に進もうとしない場合、審判員は適宜な時間がたてば、アピールを待つことなく『アウト』の宣告できることは、従来どおりです」とあります。踏み損ねと、そもそも進もうとしないのとは、別の扱いです。

押し出しでない場面もあります。全日本野球協会のアマチュア野球内規(2026年)の④は、最終回の裏、2アウトで走者は三塁だけ、四球目が暴投か捕逸になって三塁の子が帰ったときの話です。打った子が一塁へ進まなくても、球審が自分からアウトにして得点を消すことはできません。守る側が何もしないまま両チームが本塁に整列すれば、打った子は一塁へ進んだものと記録されます。アウトにするには、整列の前に守る側がアピールすることが必要です。アピールがあっても、打った子が気づいて一塁に着けば、アピールは認められません。

ここに書いたのは、野球規則と全日本野球協会の内規です。所属している連盟や大会に別の決まりがあるときは、そちらを見てください。

次に押し出しで試合が決まったら、喜んで飛び出す前に、打った子の足が一塁に届いたかを見てみてください。整列の前に守る側が気づくかどうかで、同じフォアボールの終わり方が変わる場面もあります。

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