記録
投球回の3分の1
保存して、試合中に見返してください。
スコアボードや中継で「5回3分の1」と聞くことがあります。5回を投げて、さらに少し。その少しが3分の1だと言われても、何を3つに割っているのかまでは、あまり説明されません。
アウトです。投手が投げた回数は、アウト1つを3分の1回として数えます。
日本野球機構の『公認野球規則 9.00 記録に関する規則』の9.02(c)は、各投手の記録の項目を並べています。その(1)が、投球した回数(イニングピッチド)。続く【原注】にこうあります。投手の投球回を決めるにあたっては、アウト一つを3分の1回とする。
例も同じ【原注】に挙がっています。先発投手が6回1アウトのとき退けば、その投手には5回3分の1の投球回を記録する。5回を投げ終えて、6回にアウトを1つ取ったところで代わった、という数え方です。
では、6回にアウトを取る前に代わったら。先発投手が6回0アウトのとき退けば、その投手には5回の投球回と6回に面した打者の数の説明をつける。投球回は5回のままで、6回に何人の打者に投げたかは、説明として残ります。
救援投手にも同じ物差しが当てられます。救援投手が打者2人をアウトにしただけで退けば、その投手には3分の2の投球回を記録する。【原注】の最後には、こんな一文もあります。救援投手が出場し、アピールプレイが成立して1アウトを得た場合は、その救援投手に3分の1の投球回を記録する。アピールプレイで成立したアウトも、3分の1回に数えています。
ここは公認野球規則の、記録のうえの数え方です。所属している連盟やチームで記録をどう付けているかは、そちらの決まりを見てください。
次に投手が回の途中で代わったら、そこまでにアウトがいくつ取れていたかを数えてみてください。