記録
スコアの「5'」、右上の点は何?
保存して、試合中に見返してください。
スコアブックの打者のマスに「5’」。5の右上に、小さな点が付いています。エラー(記録の言葉では失策)と関係のある印ですが、何を表しているのでしょうか。
日本野球機構の『スコアブックの記入方法』p6に、こうあります。失策で出塁した時は失策した野手の守備位置番号の右上に「,」の記号を付けます。5は三塁手の番号なので、「5’」は三塁手の失策で打者が塁に出た印です。資料の例は、三塁手がゴロをトンネルする失策です。
点を2つ・3つと並べると、進んだ塁の数を表します。「,,」はその失策で一挙に2つ、「,,,」は3つの塁を進んだことを示します。資料の例「F 7”」は、左翼手がフライを落球し、打者が2塁まで進んだ失策。Fは同じ資料のp4にある、フェアフライ(飛球)の記号です。
送球の失策は、さらに印を足して分けます。送球による失策の時は、次の記号で悪送球の区別をします。高すぎたら横線の上に点、低すぎたら横線の下に点。左にそれたら横線の中ほどから上へ短い縦線、右にそれたら下へ短い縦線です。
左か右かは、だれから見た向きか。資料には「左右どちらにそれたかは、送球した野手を基準とします」とあります。受けた側ではなく、投げた子から見た左右です。
例15は、6と点のあとに高すぎの印が続く形で、ゴロを処理した遊撃手が一塁へ高い悪送球をした失策です。
ボールカウント欄の右上にも「,」を書くことがあります。あちらは投球の記号の右上で、走者や投手などのプレイがその投球に関連して起きたときの印。こちらは守備位置の番号の右上で、書く場所が違います。
この書き方は、日本野球機構の公式記録員がつけている慶応式のものです。資料のp1には、一般に普及しているのは早稲田式とあり、チームのスコアブックでは書き方が違うこともあります。
次にスコアブックを開いて数字の右上に点を見つけたら、いくつ付いているか数えてみてください。