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防御率って、どう出す?

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防御率って、どう出す?の図解

プロ野球のニュースで、投手の名前と一緒に「防御率2.89」のような数字が出てきます。打率なら、安打を打数で割ると聞いたことがあっても、防御率の2.89がどこから来た数字かまでは、あまり聞く機会がありません。

自責点の合計に9を掛けて、投球回で割った数です。

日本野球機構の『公認野球規則 9.00 記録に関する規則』の9.21(e)に、「投手の防御率を出すには、その投手の自責点の合計に9を掛け、それを投球回数(端数を含む)で割る」とあります。

使うのは失点ではなく、自責点です。どの点が自責点になるかは、ここでは扱っていません。

割る数の投球回には、端数も入ります。9.02(c)(1)の【原注】に「投手の投球回を決めるにあたっては、アウト一つを3分の1回とする」とあり、6回1アウトで降りた先発投手は5回3分の1と記録します。この3分の1や3分の2も、そのまま割る数に入れます。

規則には例も載っています。(e)の【原注】は、投球回9回3分の1、自責点3の例で、防御率を2.89としています。3に9を掛けて27。それを9回3分の1で割ります。

割り切れないときの決まりは、9.21の【注】にあります。「防御率は小数点以下3位まで求めて四捨五入する」。例の数字で計算してみると、27を9回3分の1で割って2.8928…。3位までの2.892を四捨五入して、規則の例と同じ2.89になります。

同じ【注】の前半は、ほかの率の決まりです。「率の算出にあたって割り切れない場合は、小数点以下4位まで求めて四捨五入する」。打率などは4位まで、防御率は3位まで。防御率だけ、1桁少なく求めます。

「9を掛ける」は公認野球規則の式です。チームや大会の成績の集計が同じ式かは、確かめていません。所属している連盟やチームの成績表は、そちらの決まりを見てください。

次にニュースで防御率を見かけたら、その投手の投球回も一緒に見てみてください。

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