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走る気がないとみなされたら?

保存して、試合中に見返してください。

走る気がないとみなされたら?の図解

満塁で、決勝のヒット。一塁にいた子が喜んで、二塁へ向かわずに止まってしまいました。この子はアウトにできるでしょうか。

日本高等学校野球連盟の審判資料「走者に関する規則」の7に、走る気がなくなった走者の扱いが書いてあります。「一塁に触れてすでに走者となったプレイヤーが、ベースパスを離れたため走塁する意思を放棄したとみなした場合は、その走者に対して『アウト』を宣告する」。

ベースパスを離れたら、それだけでアウト、ではありません。条件は「走塁する意思を放棄したとみなした」ところにあります。書かれているのも、一塁に触れて、すでに走者になった子のことです。

同じ項目の続きに「なお、アウトを宣告した場合でも、他の走者はボールインプレイである」とあります。その子がアウトになっても、ほかの走者のプレイは続いています。

ところが、最初の場面にはこの決まりを使いません。「ただし、例えば、満塁で決勝安打が出たような場面で、一塁または二塁の走者が次塁への進塁を果たそうとしないようなとき、すなわちフォースの状態にある走者に対しては、本規則を適用しない」。満塁で決勝安打は「例えば」の例で、分かれ目はフォースの状態にある走者かどうかです。

では、その子はどうすればアウトになるのか。資料はこう続けます。「したがって、進塁を果たさなかった塁か、その走者に触球しなければアウトの宣告はできない」。走る気がないように見えても、触球がないままではアウトを宣告できない、という書き方です。

押し出しでサヨナラが決まる場面の、三塁の子と打った子については、規則5.08(b)に別の決まりがあります。ここで扱ったのは、一塁・二塁の走者です。

ここに書いたのは、高校野球の審判資料の文です。所属している連盟や大会に別の決まりがあるときは、そちらを見てください。

次に満塁でヒットが出たら、一塁と二塁にいた子が次の塁まで走ったか見てみてください。

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