守る
捕った後にボールデッドの個所へ
保存して、試合中に見返してください。
ダッグアウトの近くに上がったファウルフライ。野手が捕って、その勢いのままダッグアウトに倒れ込んだ。そのとき一塁についていた走者は、どこまで進めるのでしょうか。
二塁までです。アウトにされるおそれなく進めます。
2017年度の野球規則改正で、日本野球規則委員会はこう書いています。野手が正規の捕球をした後、ボールデッドの個所に踏み込んだり、倒れ込んだ場合、ボールデッドとなり、各走者は野手がボールデッドの個所に入ったときの占有塁から1個の進塁が許される。
ここで入ったのは、ボールだけではありません。捕った野手の体です。投球や送球が入った場合は、別の決まりで数えます。
捕ったのに、ボールデッドになる。止まったのに、走者は1個進める。つまずきやすいのは、この2つが続けて起きるところです。
数えはじめる塁も、投球のときの塁ではありません。野手がボールデッドの個所に入ったときの占有塁から数えます。
同じ改正で、5.12の文もこう改められました。野手が飛球を捕らえた後、ボールデッドの個所に踏み込んだり、倒れ込んだ場合。各走者は、アウトにされるおそれなく、野手がボールデッドの個所に入ったときの占有塁から1個の進塁が許される。
全日本野球協会の審判員講習会マニュアル第8版(2025年12月)にも、球審の注意点として出てきます。野手が飛球を捕えるためには、グラウンド(ダッグアウトの縁を含む)の上(または上方)に片足(または両足)を置いていなければなりません。続けて、野手が正規の捕球をした後、ダッグアウトなどのボールデッドの個所に踏み込んだり、倒れこんだときはボールデッドとなり、塁上に走者がいる場合は1個の塁を与えます、とあります。
ダッグアウトのほかにどこがボールデッドの個所にあたるか、捕る前に塁を離れていた走者をどう数えるかは、ここに引いた文には書かれていません。
倒れ込んだ野手に目がいく場面です。そのときの占有塁も、一緒に見てみてください。