野球ママの豆知識

審判の言葉

アウトの時機

保存して、試合中に見返してください。

アウトの時機の図解

審判の「アウト!」の声が、少し遅れて聞こえた。アウトになったのは、声を聞いたときでしょうか。それとも、その前でしょうか。

声のときではありません。

全日本野球協会のアマチュア野球内規(2026年)に、「アウトの時機」という項目があります。アウトが成立する時機は、審判員が宣告したときではなくて、アウトの事実が生じたときである。

一塁の審判が教わる手順も、声をあとに置いています。全日本野球協会の審判員講習会マニュアル第8版(2025年12月)の「1塁のフォースプレイ(走者なし)」の節です。カメラの三脚を立てて(セットポジション)、走者が触塁したときにベースを中心にすえた1枚の写真を撮り、そしてその写真を確認してから判定する、というイメージです。アウトのときは、セットポジションのまま、野手のボール確捕を確認してから、コールします。

同じ節には、「アウトかどうか」を考え、「アウトと確信できなければ」セーフのコールをします、ともあります。一塁で野手が走者にタッグしたときも、野手がボールを確捕しているのを確認してから、走者にアウトを宣告します。

一方で、すぐに宣告しなければならない場面もあります。内規の同じ項目の続きです。第3アウトがフォースアウト以外のアウトで、そのアウトにいたるプレイ中に走者が本塁に達するときなどのように、状況によっては速やかにアウトを宣告しなければならない。「など」とあるので、挙がっているのは一例です。

宣告が無かったときや遅れたときの扱い、アピールで取るアウトがいつ成立するかは、ここに引いた文には書かれていません。この項目の文は、2022年版から2026年版まで変わっていません。

一塁で「アウト!」が聞こえたら、その声の少し前の一瞬も、思い出してみてください。

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